アルツハイマー症状

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老年期の認知症

・最近、物忘れがひどくなった。

・記憶力が低下した..。

このような症状は、人間なら、歳を重ねれば、誰もが少なからず経験するもので、いわゆる「老人ボケ」と呼ばれているものです。

 

高齢化が進むにつれ、高齢化に伴う認知症は社会的な問題となり、新聞やテレビでも「アルツハイマー」という言葉を頻繁にみかけるようになりました。

 

老人期の認知症の内容は次の四つです。

 

(1)アルツハイマー型認知症

(2)クロイツフェルト・ヤコブ病

(3)ピック病

(4)コルサコフ症候群

 

認知症というのは、知能の働きが低下し、正常な社会生活を営むことが困難になる病気です。認知症の場合、脳の中に生じるなんらかの病気が原因であることが多く、高齢者に限ったことではありません。

 

若い人でも、交通事故などで脳に損傷を受けることがあります。その損傷を受ける場所によっては、後遺症として認知症が生じることがあります。

 

そのほかにも、脳の病気や身体的な病気が原因で認知症が起こることはありうるのです。

また、歳をとればすべての人が認知症を発症し、「ボケ」状態になるというわけでもありません。

 

多少の物忘れをすることが出てくると思いますが、日常生活に支障をきたすほどではないのが普通です。

 

しかし食事をしたにもかかわらず、食べていないと思い込むといったように、日常生活を普通に送るのが困難になり、自立した生活が営めなくなるとそれは病気であると判断されます。

 

老年期の認知症は、初老期認知症と老年期認知症の二つに分けれらます。40〜60歳の初老期に現れる場合が、「初老期認知症」で、65〜70歳に現れると、それは「老年認知症」と呼ばれます。

アルツハイマー型認知症

老年期の認知症の一つであるアルツハイマー型認知症が、今注目されています。アルツハイマー型認知症は、1907年にドイツの精神医学者でありアルツハイマーが、進行性の認知症を特徴とする51歳の女性患者の症例を報告したことから、このような名前で呼ばれるようになりました。

 

現在では、病理学的には老年性認知症とほとんど変わらないことから、アルツハイマー型を老年性認知症の早発型とする考えもあります。

 

この病気で最初に現れる症状はひどい物忘れや記憶の混乱です。そして、場所がよくわからないといった症状も現れ、徐々に物事を認識できなくなります。さらに進むと、言葉がわからなくなるなどの認知症症状になり、いずれ死に至ります。

 

アルツハイマー型認知症の原因は、現在はまだ明らかにはされていません。そのため、根本的な治療法は現在のところありません。アルツハイマー型認知症では、大脳の萎縮や神経伝達物質の変化などが見られます。

 

神経伝達物質というのは、アセチルコリン、カテコールアミン、セロトニンなど、神経細胞から出される信号を伝達する化学物質をいいます。

 

現在では、老人斑、すなわち、アミロイドと呼ばれる色素たんぱくが脳に沈着したものや神経原線維変化などの生化学的研究から、生物学的に原因をつきとめよういう研究が行われているところです。本格的な解明には、まだしばらく時間がかかりそうです。

記憶障害と身体的症状

65〜70歳の老年期の認知症の中に、アルツハイマー型認知症があります。これは、脳動脈硬化などの脳血管障害によっておこる脳血管性認知症とは区別されます。アルツハイマー型認知症では、記憶障害や被害妄想、身体的症状などが現れます。

 

アルツハイマー型認知症になると、まず「物忘れ」、つまり記憶障害から始まります。何度も同じ質問をしたり、大事なものをどこにしまったのか忘れて大騒ぎしたり、食事をしたばかりだというのに何を食べたのか忘れてしまったり、ひどくなると、食べたことすら忘れてしまって、すぐに食事を要求してしまったりすることもあります。

 

このように、比較的最近に起こった事柄の記憶が失われるのが特徴です。現在自分が置かれている状況がわからなくなる、ということもあります。自分が今どこにいるのかわからない、今日は何日なのかわからない、目の前にいる人が誰かわからない、といったようにです。

 

記憶障害から、被害妄想が強くなることがあります。たとえば、食事をしたことを忘れてしまうため、家族が自分にだけ食事をさせてくれないと思い込んでしまうのです。

 

記憶障害や被害妄想以外に挙げられる症状が、身体的症状です。主に、頭痛・めまいなどの心気症状、失語、失行、失認などの見当識障害などです。これらが進行すると、歩行障害や失語症状がひどくなり、日常生活に支障をきたすほどになります。

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